学情は、2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生のうち、内定(内々定)獲得後も就職活動を継続した学生を対象に実施した、「内定承諾のタイミング」に関する調査結果を9月30日に発表した。同調査は、学情が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2022」会員に対して、9月14日~22日の期間に行われ、203名から有効回答を得ている。
調査対象者に、調査時点での内定保有数を尋ねたところ、「1社」(82.8%)がもっとも多かった。一方、「2社以上」は17.2%に達している。
「内定承諾」をする企業を1社に絞ったタイミングを尋ねた質問(複数回答)では、「選考中の企業の選考参加が終了したとき」(31.5%)が最多で、「第一志望の企業から内定を得たとき」(30.4%)、「家族や友人に相談し決心がついたとき」(29.8%)がそれに続いた。また、「内定式の案内を受けたとき」(6.0%)という回答もみられる。
学生からは、「第一志望の選考結果が出るまでは、第二志望の内定も持っていたものの、第一志望から内定を得た時点で、内定承諾希望を1社に絞った」「懇親会に参加し、内定者や社員と交流するなかで1社に絞った」といった回答が寄せられている。
内定企業の社員や内定者とリアルで話す機会があると、「内定承諾」を決断する際にプラスになるかを尋ねたところ、8割超が「プラスになる」と答えた。
学生からは、「同期となる内定者同士で話すことで、『やっていけそう』と感じることができた」「コロナ禍で、選考の大半がオンラインだったからこそ、直接企業に訪問しリアルで話せる機会があると嬉しい」といった回答が寄せられたほか、「リアルで内定者と交流した際に、内定者と雰囲気が合わないと感じ辞退した企業がある。採用担当の方には申し訳ないことをしてしまったが、入社する前に気付くことができてよかった」という回答もみられる。
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