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ユニセフ、『世界子供白書2017』を発表、デジタル技術が子どもに与えている影響を明らかに

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2017/12/12 15:40

 ユニセフ(国際児童基金)は、基幹刊行物『世界子供白書2017~デジタル世界の子どもたち(原題:The State of the World's Children 2017: Children in a digital world)』を12月11日(現地時間)に発表した。

世界子供白書2017

世界子供白書2017~デジタル世界の子どもたち

 今回発表された、『世界子供白書2017~デジタル世界の子どもたち』は、デジタル技術がさまざまな方法で子どもたちの生活や人生の機会に影響を与えている状況を包括的に検証しており、その危険と機会を明らかにしている。

 同白書では、政府や民間セクターが変化の速度についていけず、子どもたちを新たなリスクと被害に晒し、数百万人のもっとも不利な立場に置かれた子どもたちを置き去りにしている、と訴える。

 また、貧困下に暮らし、あるいは人道危機の影響を受ける子どもを含む、もっとも不利な立場に置かれた子どもたちに対して、デジタル技術が提供可能な恩恵として、情報へのアクセスの改善、仕事に必要なデジタルスキルの構築、子どもたちをつなぎ意見を発信するプラットフォームなどを挙げている。

 一方で、世界の若者の3分の1にあたる3億4600万人はネットにつながっておらず、そのことで格差が拡大するとともに、デジタル化が進む経済に参加するためのスキルを習得できなくなっていることから、多くの子どもたちがそうした恩恵から取り残されていることが示される。

 さらに、モバイル機器の普及によって、いつでもどこでもインターネットにアクセス可能になったことで、多くの子どもたちが見守られることなくインターネットにアクセスし、個人情報の悪用、有害なコンテンツへのアクセス、ネットいじめを含むリスクや被害に、より晒されやすくなっていると指摘する。

 このほか、同白書では子どもたちのインターネット利用状況や、デジタル技術が子どもたちの生活に与える影響に関する最新データと分析結果を提供し、ネット依存やネットの長時間利用が脳の発達にどのような影響を与えるかについても検討している。

 なお、日本ユニセフ協会は、同白書の概要を紹介する「ユニセフ『世界子供白書2017~デジタル世界の子どもたち』発表会」を、12月13日13時~15時(開場12時30分)に、ユニセフハウス(東京都港区)の1階ホールで開催する。参加費は無料で、定員は50名。


【関連リンク】
ユニセフ(英語)
日本ユニセフ協会
「ユニセフ『世界子供白書2017~デジタル世界の子どもたち』発表会」

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