JMRO(日本マーケティングリサーチ機構)は、中高生の子どもを持つ全国の20~70代以上の保護者を対象に実施した、オンライン授業に関する市場調査の結果を8月10日に発表した。同調査は7月に行われ、301名から有効回答を得ている。
調査対象者に、学校がオンライン授業を取り入れていくことについてどう思うかを尋ねたところ、「賛成」が37.54%、「コロナ禍限定で賛成」が47.84%、「反対」が14.62%だった。
自宅でオンライン授業を受ける環境があるかを尋ねた質問では、「パソコンなど、インターネット環境がある」が70.43%、「スマホだけある」が23.26%、「ない」が6.31%と、7割超の家庭においてインターネット環境が整っているものの、3割はスマートフォンのみ、あるいはインターネット環境がないことが明らかになっている。
オンライン授業に関して、気になることを選んでもらったところ、「対面授業と比較したオンライン授業の質」が33.55%、「自宅で授業に集中できるか心配」が39.53%、「自宅で授業を受ける環境を整えることができない」が12.96%、「教師と生徒のコミュニケーション」が13.95%と、5割超が自宅でオンライン授業を受けることについて気になる点があることがわかった。
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