エイチームフィナジーは、小学生の子どもをもつ20~40歳の男女を対象に実施した、新型コロナ禍での子どもの「学習」に関する意識調査の結果を、7月14日に発表した。同調査は、6月7日~9日の期間に東京都、大阪府、京都府、兵庫県で行われ、207名から回答を得ている。
調査対象者に、新型コロナ禍で子どもの成長や学習に影響があると感じるかを尋ねたところ、「悪い影響がある」という回答が70.1%を占めた一方、「影響は感じない」という意見も19.8%に達した。
「いい影響があると感じる」と答えた理由としては、「父親がはやく帰ってきて教えられるから」「家にいる時間が増え、勉強に取り組むようになった気がする」「今まで経験できなかったことが経験できる」といった回答が寄せられている。
また「悪影響があると感じる」と答えた理由としては、「学習は特に問題ないが、友だちと遊ぶ頻度が下がっているので、親を頼ることが多い印象がある。社会性の低下は感じる」「予定がコロコロかわるので、勉強も計画的にできないし、気持ちも落ち着かない」「我慢することが多い。共同作業や親が参加する行事などがなく、日々淡々と過ぎている」などの回答が寄せられた。
自身の子どもが通う小学校で、リモートによる授業が行われているかを尋ねた質問では、「すべての授業をオフライン(登校)で実施」(67.1%)がもっとも多く、「一部の授業をリモートで実施」(19.8%)がそれに続いており、7割弱の子どもが学校へ登校している。
今年の夏休みの学習への積極性については、「変わらない」が51.2%、「積極的に取り組みそう」が30.4%、「消極的になりそう」が10.6%だった。
子どもに早く宿題をするよう叱ったり、注意したりすることがあるかを尋ねたところ、「叱った」「注意した」経験がある人は82.6%に達しており、約4割の人が「よく注意する」と答えている。
子どもの宿題を手伝ったことがあるかを尋ねた質問では、「教えながら一緒にやったことがある」(54.1%)が最多で、「実際に手を貸すことはないが、方法のアドバイスなどをしたことがある」(20.3%)がそれに続いた。なお、「子どもの代わりにやったことがある」という回答は6.3%となっている。
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