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中学校・高等学校向けSDGs教材「iina」がリリース、一部は無償配布も

 Dropは、SDGs(持続可能な開発目標)に関する授業が行える中学校・高等学校向け教材「iina」を、7月1日にリリースした。希望する教員・学校には、「iina」の一部を無償配布する。

 同社による「iina」の開発は、広範囲に渡る専門外の知識を含むSDGsを授業で扱うことを、難しいと感じるであろう教員が多いと考え、中高生が学校で十分にSDGsを学べる環境を作る一助となるべく行われた。

「iina」の開発経緯と背景
「iina」開発の経緯とその背景

 同教材は、イントロダクションとSDGsの目標1種類につき1つの教材の全18種類で構成されており、開発には高校生と大学生も参加してもらい、「できるだけ世の中の出来事を身近に感じてもらいたい」「同世代と一緒に考えたい未来のこと」の2点を念頭に置くことで、座学で知識をインプットするだけでなく、受講者が自ら考えられるように、数多くの問いを含む教材となっている。

 1目標につき30枚程度のスライド教材、各教材に対する指導のねらい・学習活動・留意点をまとめた資料である指導案、授業内で生徒が使用することを想定した問いのワークシートを用意し、税込価格は10万円。

「iina」の教材イメージ
「iina」の教材イメージ

 なお、無償配布するのはイントロダクションと目標12「つくる責任つかう責任」の2種類で、「教員が短時間で教材を活用できること」「生徒がもっとも身近だと感じられるテーマであること」の2点から選定された。

 目標12に紐づくターゲットは、資源からモノを生産して購入・消費している私たちの暮らしに直結している内容のため、中学生でも高校生でも自身の生活に置き換えて、同目標に含まれる社会問題について考えられる。

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https://edtechzine.jp/article/detail/5971 2021/07/08 06:00

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