GMOメディアは、同社が運営するプログラミング教育ポータルサイト「コエテコ byGMO」が、船井総合研究所と共同で実施した、「2021年 子ども向けプログラミング教育市場調査」の結果を6月23日に発表した。同調査は、月謝制の継続受講型の子ども向けプログラミング教室・スクールのうち、「ロボット・プログラミング教室」「プログラミング教室」を対象に、3月~6月の期間に行われている。
調査結果によると、子ども向けプログラミング教育の市場は同社が調査を開始した2018年は100億円に満たない規模(90億7100万円)だったが、2019年には100億円を突破(114億2000万円)し、2021年は前年比125%の175億7900万円となった。
子ども向けプログラミング教育の市場規模拡大は、2020年度から実施された小学校でのプログラミング教育の必修化と、2021年度の中学校・2022年度の高等学校でのプログラミング教育の拡充が大きく影響している。また、新型コロナ禍で日本社会全体のオンライン化・デジタル化が一気に進み、プログラミングの知識と技術の重要性が改めて認識されたこと、2024年度から大学入学共通テストにプログラミングを含む「情報」が教科として採用されることも一因と考えられる。
今後、「プログラミングは必須のスキル」という認識がさらに保護者の中で大きくなってくると考えられることから、「コエテコ byGMO」と船井総合研究所は2025年の子ども向けプログラミング教育市場が、400億円規模に到達すると予測している。
また、「コエテコ byGMO」に掲載されている教室数は2020年に1万教室を突破。2021年6月には1万900教室に達するなど増加を続けており、子ども向けプログラミング教育への社会的な関心の高まりや、大手教育機関やIT企業などによる子ども向けプログラミング教育への参入などを受けて、今後もプログラミング教室の数は増加するとみられる。
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