LINEは、同社が運営するスマートフォン専用リサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」が全国の高校生を対象に実施した、普段どのような方法でニュースをチェックしているか、どのようなジャンルに興味があるかなどに関する調査結果を、6月21日に発表した。同調査は、全国の高校1~3年生の男女に対して、5月19日~20日の期間に行われ、1050名から有効回答を得ている。
調査対象者に、普段どのような方法でニュースを見聞きしたり、チェックしたりしているかを尋ねたところ、「ニュースを見聞きしたりチェックしたりしない」という回答は5%に留まり、95%の高校生はニュースを見聞きしたり、チェックしたりしていることがわかった。
ニュースのチェック方法でもっとも多かったのは「テレビ」で男女とも約7割に達しており、「Twitter」「ニュース系サービスのサイト」(Yahoo!ニュース、LINE NEWSなど)がそれに続いている。
学年別では、「テレビ」という回答は1年生で多く、「Twitter」はいずれの学年も4割台だった。また、男子よりも女子の方が「Twitter」でニュースをチェックする人が多く、女子では全学年で5割台となっている。「ニュース系サービスのサイト」も、男子よりも女子の方が多く、特に3年生女子では約4割に達した。
「YouTube」は1年生が多く、全体として男女ともに約3割が活用している。また、「ニュース系サービスのアプリ」は女子よりも男子の方が多く、新聞は「電子版」よりも「紙」の方がやや多かった。
普段ニュースをチェックしている高校生に、どんなジャンルをチェックしているかを尋ねた質問では、「天気・気象・災害」「国内(日本のできごと)」「文化・芸能・エンタメ」が上位を占めている。
男女別でみると、女子では「文化・芸能・エンタメ」が7割超でもっとも多く、1年生女子では8割超に達した。以下、「天気・気象・災害」「国内(日本のできごと)」が続いている。男子では「国内(日本のできごと)」が6割超で最多となり、「天気・気象・災害」「文化・芸能・エンタメ」がそれに続いた。
なお、男子は女子よりも「政治」「経済」「IT・テクノロジー」といったジャンルの関心が高い。
普段ニュースをチェックしている高校生に、気になるニュースがあった場合、さらに自身でそのニュースのことを調べるかを尋ねたところ、「さらに調べることはない」は12%に留まっている。
調べる方法としては、男女とも「検索サイト/サービス(Google/Yahoo!など)で検索して調べる」「Twitterで調べる」「テレビをチェックする」が上位を占めており、「Twitterで調べる」は男子よりも女子の方が多く、3年生女子では4割超に達した。低学年では、「テレビをチェックする」が多く、1年生では4割超となっている。
チェックしたニュースや誰かが投稿・発信した情報について、「内容が本当かどうかわからない」と感じる高校生(「感じることがあり、何かしらチェックする」「感じることはあるが、特に何もしていない」の合計)は89%に達しており、74%の高校生は、そう感じた後に何かしらの方法で情報を確かめることが明らかになった。
ニュースの内容が本当かどうかわからないと感じた際にしていることとしては、「他のところでも同じ内容のニュース・書き込みがあるか、調べる」がもっとも多く、「『情報源』が何なのか/信頼できるか、調べる」がそれに続いている。
「テレビをチェックする」「家族/友だち/知り合いに、聞いてみる」は男子よりも女子の方が多く、「テレビをチェックする」は1年生で多かった。「Twitterでチェックする」は女子の方が多く、1年生女子では約3割に達している。
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