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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

次回のオンラインセミナーは鋭意企画中です。準備が整い次第、お知らせいたします。

EdTechZineオンラインセミナー

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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

誰でもできる! 1から始めるコミュニティづくり

コミュニティづくりの魅力とメリット! 平々凡々な若手教員が大きなコミュニティを築くまで

誰でもできる! 1から始めるコミュニティづくり 第1章

 学校の先生による、地域や職場を越えたコミュニティ活動をご存じですか? さまざまな立場の方が参加するコミュニティでは、実践の共有ができ、より面白く楽しい学びを生み出す可能性が広がります。本連載では、教員コミュニティMIEE Talks@Admin.代表の関口あさか先生による、コミュニティ運営のポイントをお届けします。第1章ではコミュニティの魅力やメリットを解説していただきました。(編集部)

若手教員だった私が大きなコミュニティをつくり運営するまで

 私はMIEE Talks@Admin.という、ICTを活用した全国の教員コミュニティグループの代表をしています。「具体的にどんなグループコミュニティなの? どんなメンバーがいるの?」ということは、以下の記事に紹介されていますのでぜひご覧ください。

 このグループを立ち上げて4年目となり、おかげさまでPeatixフォロワーは1000人以上、これまで私たちの企画したイベントの参加者は1万人を越え、1000人規模の教育イベントまで行えるようになってきました。

2020年2月に開催したイベントでの1枚
2020年2月に開催したイベントでの1枚

 教員を続けられたのも、広い視点で教育実践を行い自分自身が成長できたのも、職場を越えた素敵な先生たちとのつながりと、このコミュニティのおかげだと思っています。

 グループを立ち上げた当時、まだまだ私は若手教員で、今まで生徒会長や部活の部長、キャプテンなどを担った経験もありませんでした。そのような私が、今では大きなコミュニティを運営しています。つまり「こんなコミュニティをつくるぞ!」という気持ちさえあれば、誰でもコミュニティをつくって活動できる可能性があるということです。

つくりたいコミュニティのイメージと、それを実現しようとする気持ちが大切です
つくりたいコミュニティのイメージと、それを実現しようとする気持ちが大切です

 このコラムでは、素敵な仲間の先生たちと一緒に大きなコミュニティを築くまでに至った軌跡を通して、「誰でもできるコミュニティづくり」をテーマに、具体的な準備やプロセスについて以下のように紹介していく予定です。これからコミュニティをつくりたい方や、自己資金ゼロ円でイベントを企画したい方、地域や職場を越えたつながりをつくりたい方にとってご参考になれば幸いです。

連載の全容(予定)

  • 第1章:コミュニティづくりの魅力とメリット
  • 第2章:仲間を集めよう! 共通の志を持つ仲間の集め方は?
  • 第3章:ミニ集会を開こう! 多くのメンバーの日程を調整する便利な方法は?
  • 第4章:仲間との連絡手段をつくろう!
  • 第5章:自分のコミュニティのHPをつくって広めよう! ホームページのつくり方は?
  • 第6章:ロゴやイベントのサムネイル作成・デザインをしてみよう! デザイン初心者おすすめのデザインアプリやソフトは?
  • 第7章:ちょっと大きめのイベントを企画してみよう! ゼロ資金でのイベント企画・運営方法とは?
  • 第8章:メンバー限定情報交換会や学習会・研究会を定期開催してみよう!
  • 最終章:コミュニティを継続させるには?

 今回は、4年間の中で見えてきたコミュニティづくりの魅力とメリットを詳しくご紹介します。

コロナ禍の子育てを救ってくれたのもコミュニティ

 私自身、出産して少し経った頃に新型コロナウイルス感染症が流行り始め、コロナ禍の中で0歳児の子育てを経験しました。育休を取る前は「同級生のママ友たちとカフェに行ったり、子育て支援センターも担っている保育園や幼稚園にたくさん行ったりしよう!」とワクワクしていましたが、そのような希望はコロナ禍によって実現しませんでした。

 友人に直接会って子育ての悩みや相談を話すこともできなかったときに支えてくださったのは、コミュニティのメンバーでした。ICTを教育に活用する教員のコミュニティではありますが、それ以外の話題でも気軽に相談に乗ってもらったり、励まし合ったりする雰囲気があり、とても救われました。このような点もコミュニティの大きなメリットだと思います。

コロナ禍だからこそ、職場を越えたつながりやコミュニティが大事

 コロナ禍によって、以前は当たり前にできていた「みんなで会って交流すること」「みんなで食事や飲み会を楽しむこと」が難しくなってきました。家族や同じ職場の人(同じ職場の人ともなかなか会えない人もいますが)との限られた関係でしか実際に会えなくなっています。以前であれば、共通の趣味を通した出会い、例えばライブコンサートやアニメの展示会などで会った人と意気投合して仲良くなりカラオケに行くということもあったかもしれませんが、今は難しい現状です。

コロナ禍でも広がるコミュニティのつながり
コロナ禍でも広がるコミュニティのつながり

 このように、なかなか会えず、コミュニケーションの幅が狭くなっている今だからこそ、家族や職場を越えた、共通の趣味や志を持つ人たちとのつながりやコミュニティが大事だと感じています。

次のページ
メンバーに聞く! コミュニティに入るメリットとは

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この記事の著者

関口 あさか(セキグチ アサカ)

 埼玉県立特別支援学校さいたま桜高等学園 教諭、「MIEE Talks@Admin.」代表、マイクロソフト認定教育イノベーター(MIEE)2016-2021、マイクロソフトからMicrosoft Innovative Educator Fellowに選ばれた日本の先生6名のうちの1人。  Goog...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


Atelier Funipo(アトリエフニポ)

 保育園・幼稚園、小学校〜大学機関の先生たち向けのお便りや教材づくりで使えるイラストを無料で公開しているWebアトリエ。  メインサイト「Atelier Funipo」には一切の広告をかけず、学校からもアクセスしやすい配慮をしている。  かわいいクレヨンタッチのイラストや、特別支援・ダイバーシテ...

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