COMPASSは、同社が提供するAI型教材「Qubena(キュビナ)」が東京都世田谷区内の全区立小中学校における指導の一環として正式採用され、2021年4月より利用が開始されたことを、6月4日に発表した。
「Qubena」は、生徒一人ひとりの習熟度に合わせて最適な問題を出題するAI型教材。2021年度からは小学校・中学校の5教科対応版が提供され、全国の小中学校1200校、約30万人が利用を予定している。
世田谷区では「社会がどんなに変化しようとも、子どもたち自らが課題に向き合い、判断して行動し、それぞれが思い描く『未来』を実現してほしい」との願いを込めて、区独自の教育改革「せたがや11+ ~キャリア・未来デザイン教育~」を推進している。その改革の主要な3本柱である「教育の質の転換」「誰一人置き去りにしない教育の推進」「子どもたちの学びを支える環境の整備」の実現にはICTの活用が必須であり、Qubenaは学習の個別最適化を効率的に実現できるものとして期待された。そして、本年度の区内全小中学校90校(小学3年生~中学3年生)の約3万7000人での正式採用に至った。
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