ロート製薬は、小中学生の子どもを持つ全国の保護者を対象に実施した、「デジタル機器接触における子どもの目の調査」の結果を6月1日に発表した。同調査は、30~40代の保護者661名に対して、5月10日に行われている。
調査対象者に、子どものデジタル機器への接触目的を尋ねたところ(複数回答)、「娯楽のため」(86%)がもっとも多く、「自主学習のため」(39%)、「家族とのコミュニケーションのため」(30%)がそれに続いた。なお、1日あたりのデジタル機器に接触する平均時間は、平日が1.9時間、土日が3.4時間となっている。
子どもの在籍する学校または学習塾における、パソコン・タブレット端末の導入状況を尋ねた質問では、「導入されている」という回答が61%に達した。
子どものデジタル機器接触については、96%の保護者が何かしらの不安を感じており、具体的な不安の内容としては(複数回答)、「目(視力)などの健康問題」(80%)が最多で、以下「他者とのコミュニケーション」(43%)、「情報セキュリティの知識不足」(37%)が続いている。
保護者の61.7%は、子どものアイケアの観点でデジタル機器との向き合い方に気を遣っており、具体的な対策を尋ねたところ(複数回答)、「使用する時間を定めている」(67%)、「部屋を明るくする」(50%)、「時々休憩を入れる」(44%)といった回答が寄せられた。
子どものアイケアに気を遣っていないと答えた人に、その理由を尋ねたところ(複数回答)、「方法がわからない」(49%)が最多となっている。
そのほか、アイケア満足度を100点満点で答えてもらったところ、「対処を行っている」と答えた人の平均点が51.5点だったのに対して、「対処していない」と答えた人の平均点は48.5点に留まった。
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