レアジョブの法人向け事業子会社であるプロゴスは6月1日、高度外国人材の紹介や外国人教育を手がけるJELLYFISHとの共同出資により、日本語スピーキング力学習プログラムの開発を行う新会社「バベルメソッド株式会社」を設立した。
同社には、語学力のレベルを示す国際標準規格「CEFR(セファール)」の考え方に基づいて開発された「JF日本語教育スタンダード(以下、JFスタンダード)」の普及、展開を担ってきた日本語教育の第一人者「昭和女子大学 横山紀子特任教授」が顧問として参画した。
人口減少が進む日本において今後外国人材の活用が進むと予想される中で、現状の在留資格を取得するための試験は「読む力」「聞く力」に重点が置かれており、実際に日本での生活や就労に必要となる日本語を話すレベルを評価しにくいという課題がある。
バベルメソッドでは、日本語スピーキング力の「学習プログラム」を新たに開発し、これらの課題解決に取り組んでいく。プログラムの開発はJFスタンダードを基準に行われ、横山紀子特任教授と、先日プロゴスとの共同開発に基本合意した東京外国語大学の両者が監修を行う。
今後は、プロゴスが中心に日本語スピーキング力を定量的に測定・可視化する「アセスメント(測定)サービス」の開発も進められる予定。
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