サイボウズは4月21日、業務改善プラットフォーム「kintone(キントーン)」において、学校向けの新ライセンス「スクール&ペアレンツライセンス」の提供を7月1日から開始することを発表した。
kintoneは、ソフトウェア開発やプログラミングの詳しい知識がなくても、自分たちにあった業務アプリをユーザーが簡単に自作できるクラウドサービス。
これまで、学校が導入できる「アカデミック/ガバメントライセンス」や、審査付きでPTAが購入できる「サイボウズ チーム応援ライセンス」といったライセンスが提供されていたが、「スクール&ペアレンツライセンス」は、学校向けで、かつ用途が「教員と保護者間のやりとり」に限定されたライセンスとなっている。
紙中心で行われていた教員と保護者とのやり取りをデジタル化することで、教員と保護者双方の負担軽減を見込むことができる。
新ライセンス提供に先立ち、埼玉大学教育学部附属小学校(600人規模)における実証実験が2020年4月から2021年3月にかけて行われた。
具体的には、学校からのお知らせ(学校通信、学年通信、給食だより、保健だより)、アンケート(学校評価アンケート)、出欠管理、申請(色覚検査の希望調査)といった校務にkintoneを活用し、印刷費用が年間18万9000円、印刷や配布、集計作業、連絡対応などにかかる時間が年間587時間削減し、教員と保護者間の情報共有におけるkintoneの有効性が確認された。
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