COMPASSは、公教育を対象とするAI型教材「Qubena」の小中学校向け5教科対応版を、4月より提供開始した。
「Qubena」は、AIが児童生徒一人ひとりの習熟度に合わせて問題を出題するICT教材。これまで、算数・数学と英語の2教科で個別最適化学習を実現してきたが、文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」の実現に寄与するため、国語と理科、社会の3教科を加え、小中学校の主要5教科に対応したアダプティブラーニング教材へアップデートされた。
同社は2020年度、算数・数学、英語に対応した「Qubena」を全国750校、約20万人に対して提供してきた。「Qubena」小中5教科対応版についても、多くの自治体・学校での採用が決定しており、2021年は全国1200校、約30万人の利用が予定されている。
今回追加された「スマートワークブック」は、一人ひとりの定着度を加味した出題によって効果的な復習を実現する新機能。教員が指定した問題に対し、児童生徒一人ひとりの習熟度と定着度に応じて、自動で最適な復習問題を付与して出題を行う。復習問題は過去に取り組んだ問題を全て解き直すような出題方法ではなく、少ない問題数で効率的に復習が行えるよう個々の状況に応じて問題が抽出される。これらによって、これまでAIドリルでは弱いとされてきた、知識の定着についても効果的に行うことが可能となる。また、指定された問題に対する習熟状況によっては指定問題の前に基礎問題の出題も行われる。
なお、現在AIドリルを含むICT教材の導入を検討している自治体や学校の担当者向けに、「Qubena」小中5教科対応版に関するオンライン説明会が開催される。開催日時は、4月19日、4月22日、4月26日、4月28日の16時~17時。参加費は無料。
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