リクルートの研究機関である就職みらい研究所は、学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に実施した、「就職プロセス調査」の結果を4月7日に発表した。
調査結果によれば、4月1日時点での大学生の就職内定率は、前年同月と比較して3.2ポイント減の28.1%となっている。
文理別では、文系が前年同月より2.2ポイント減の25.4%、理系が6.0ポイント減の33.9%と、特に理系が低く、例年この時期に増加する傾向にあった理系学生の内定出しが進んでいないことが、就職内定率の低下に関連していると考えられる。
理系学生の内定取得先企業は、「情報通信業」「機械器具製造業」などでは高くなっている一方で、「建設業」「製造業(機械以外)」では低くなっている。なお、インターンシップへの参加やキャリアセンターへの相談などでも、理系学生の減少幅が大きい。
内定を取得している学生では、内定取得企業数、保有企業数が前年よりも増加していることから、動いている学生と、まだ動いていない学生の差がより顕著に表れていると考えられる。
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