ライフイズテックは、経済産業省のEdTech導入実証事業において、同社が提供するオンラインプログラミング教材「Life is Tech ! Lesson(ライフイズテック レッスン)」を導入した全国660校の中学校・高等学校での成果報告レポートを、3月23日に発表した。
同実証事業に参画した教員に対して行ったアンケートでは、「Life is Tech ! Lesson」導入前に「プログラミングを専門的に学んでいない」といった理由で、95%がプログラミング授業に不安を抱いていたことが明らかになっている。
「Life is Tech ! Lesson」は、AIティーチャーが生徒を導くことで楽しく学ベるカリキュラム設計を備えるとともに、授業計画案や小テストなどのサポートツールが充実しており、プログラミングを専門的に学んでいない教員でも質の高い授業を行える。アンケートによれば、「Life is Tech ! Lesson」導入後、プログラミング授業に不安を抱いていた教員の約77%が、「不安が解消された」と回答。「専門性や知識がなくても生徒が楽しめる授業ができた」「準備時間が減ることで生徒と向き合う時間が増え、子どもへの伝え方などを考える時間が増えた」といった意見が寄せられている。
また、「Life is Tech ! Lesson」は生徒が楽しく学べるよう、エピソードに合わせて出題される課題をクリアすることで、テキストコーディングを学ぶカリキュラム設計となっている。一斉授業では難しかった生徒1人ひとりの理解度に合わせた学習を実現しており、利用した教員の80%が「生徒が各自のペースで学習を進めることができた」「生徒が授業中に助け合いながら進めていた」「生徒が楽しそうに授業を受けてくれるようになった」など、生徒の反応がよかったと回答した。
ほかにも、オリジナルWebサイトの制作を通じて、それぞれの生徒が興味のあるテーマや身近な問題の解決に取り組むことで、個性を伸ばし創造性を育成する授業の構築も可能。授業中にテーマを見せ合いながらお互いの興味や趣味についての理解を深め、これまでの教育内容を超えて、プログラミング教育をはじめとするSTEAM学習の環境作りを実現している。
アンケートでは、「自分でもHPを作ることができたと目を輝かせている生徒がいた」「オリジナルHP制作を通じて、今後の進路を考えるきっかけになった生徒がいた」といった回答が寄せられたほか、協力校の生徒に対するアンケートでは、自尊感情や自己効力感が向上したことも明らかになった。
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