ベネッセコーポレーションは、同社の社内シンクタンクであるベネッセ教育総合研究所が、進研ゼミの会員向け電子書籍サービス「電子図書館まなびライブラリー」の読書履歴データをもとにした、小学5年生~6年生の「読書履歴データ」と「実力テストの結果」、およびアンケート調査を組み合わせた分析結果を、3月15日に発表した。
分析結果によれば、本を多く読んでいる子どもほどテストの偏差値の変化にプラスの効果があり、その傾向としては漢字や文法などの「知識問題」だけでなく、思考力を問うような「読解問題」(物語文・説明文の読解)や「挑戦問題」(日常生活場面での問題解決)のいずれにおいても同様にみられた。
本を多く読んでいる子どもほど、「最初から最後まできちんと読む」「気になったところを読み返す」「登場人物の気持ちになりながら読む」といった読み方の工夫をしており、「長い文章を読めるようになった」「新しいことを知ることができた」「興味のあることが増えた」「知っている漢字や言葉が増えた」など自身でも読書の効果を実感している。
また、本を多く読んでいる子どもほど本を読んでいて「時間がたつのを忘れるくらい夢中になる」「心が落ち着く」を肯定する比率が高い。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア