CCCマーケティングは、同社が設立した研究所「CCCマーケティング総合研究所」が実施した、「生活者意識調査 ~Under30意識調査レポート~」の結果を3月9日に発表した。同調査は、16~29歳のT会員に対して11月19日~26日の期間に行われ、4820名から回答を得ている。
調査結果によれば、将来に対する意識(楽しみ・期待/不安)では、「家庭・家族」は楽しみと考える傾向が強いものの、それ以外は不安が楽しみ・期待を上回るケースがほとんどだった。
「就職・仕事」では、高校生男女と男性会社員など(23~26歳)で期待が不安を上回っている。一方、男性大学生は期待も不安も高く、女性大学生は6割近くが不安を感じている。
「収入」については、会社員などは働くことによって高校生・大学生よりもまとまった収入があるにも関わらず、生活にお金がかかること、将来の結婚などライフステージの変化、「老後に2000万円必要問題」から節約や貯金を行い、お金を使うことに慎重になっている傾向がみられる。
なお「世の中」は、他と比べて「期待」がかなり低く、不安が男性で半数前後、女性で6割前後と多くの若者が不安を感じている。
若者の価値観を尋ねた質問では、「自分がとことん打ち込める趣味や好きなものを持ちたいと思う」「幸せになるためにはお金が必要だ」について各ステージで7~8割が「あてはまる・ややあてはまる」と答えている。
会社員など(23~26歳男女/27~29歳男女)では、「将来のことは意識せず、いまを楽しむためにお金を使いたい」という意識が高校生・大学生よりも低く、一方で「投資」に対する関心が高くなるなど、将来を意識したお金の使い方が明らかになった。
また、大学生と会社員など(23~26歳)の男性では、「誰かと競争することはできるだけ避けたい」という意識が高まっており、競争ではなく協力することが重要との考えがみられる。
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