早稲田大学は、全学部・研究科の全学生に向けた、体系的なデータ科学教育を2021年度から展開する。また、学生に対して明確な目標を提示すべく、新たに同大学オリジナルの認定制度となる「データ科学認定制度」の創設を行う。
「データ科学認定制度」は、全学生が自身の興味や必要性に応じて科目の履修が可能で、24時間どこからでも統計・データ科学を基礎から学べる。
能力レベルに応じて「リテラシー級」「初級」「中級」「上級」を設置し、「リテラシー級」ではデータ科学の基礎的な考え方を、「初級」ではデータ科学の基礎的な考え方とその実践を学ぶ。
「中級」は2022年度以降の開設予定で、「初級」の知識に加えて自身の持つ専門性や学術領域への接続を学ぶ。さらに、2023年度以降に開設を予定している「上級」では、「中級」の知識に加えて自身の専門領域以外においてもデータ科学を活用できるような科目群を学習する。
「データ科学認定制度」の新設にあたって、早稲田大学はすべての学生がデータ科学を学べるよう、全学共通データ科学教育プログラムを用意している。全学共通データ科学教育プログラムはフルオンデマンドの科目として提供され、場所や時間を選ばず学習が可能。分野を問わず必要となるデータ科学の「理論」とともに、実際のデータを取り扱うための「スキル」も同時に学ぶ。さらに、自身の専門分野の知識を結びつける考え方を学習する。
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