明日香は、同社が運営する保育研究プロジェクト「子ねくとラボ」が、現役保育士を対象に実施した、「保育の現場におけるSDGsへの取り組み」に関する実態調査の結果を、12月18日に発表した。
同調査は、12月11日~16日の期間に行われ、86名から有効回答を得ている。
調査対象者に、自身が勤める保育園で地域貢献や環境保全といった、SDGsに関係する取り組みを行っているかを尋ねたところ、行っているという回答は52.3%だった。
自身が勤める保育園でSDGsに関係する取り組みを行っていると答えた人に、具体的な取り組み内容を尋ねた質問では、「古紙回収やバザーを行っている」や「給食の残りを出さないようにする」といった回答が寄せられている。
同じく、自身が勤める保育園でSDGsに関係する取り組みを行っていると答えた人に、自身が勤める保育園で、SDGsについて学ぶ機会(研修・勉強会など)はあるかを尋ねたところ、SDGsについて学ぶ機会があると答えた人は88.9%に達した。
調査対象者すべてに、保育の現場でSDGs目標に取り組みたいと思うかを尋ねた質問では、「とても思う」が30.2%、「思う」が46.5%となっている。
保育の現場でSDGs目標に取り組みたいと「とても思う」「思う」と答えた人に、取り組みたい項目を尋ねたところ(複数回答)、「質の高い教育をみんなに」が59.1%、「人々に保健と福祉を」が57.6%、「貧困をなくす」が43.9%だった。
保育園で、環境問題や地域貢献といった社会的な取り組みを行うべきだと思うかを尋ねた質問では、「とても思う」が45.3%、「思う」が44.2%となっている。
保育園で、環境問題や地域貢献といった社会的な取り組みを行うべきだと「とても思う」「思う」と答えた人の、具体的な理由としては、「保育園でもできることがあると思うから」「小さい頃からの心の教育が大きくなった時に繋がるから。未来を作るのは子どもだから」といった回答が寄せられた。
SDGsに関する取り組みを行っている施設・団体に就職したいと思うかを尋ねたところ、「とても思う」が39.5%、「思う」が46.5%となっている。
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