eboard(いーぼーど)は、コロナ禍でのさらなる学習機会の保障に向け、12月9日にICT教材「eboard」へ、小学校理科・社会の映像授業とデジタルドリルを追加した。
eboardは「学びをあきらめない社会の実現」をミッションに、映像授業とデジタルドリルで個々に応じた学習をサポートするICT教材「eboard」を、国内800カ所以上の学校や習塾、NPO等に提供している。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う3~5月の全国的な休校期間では、オンライン授業に取り組む学校や学習塾を中心に、100万人以上に利用された。さらに、文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」によって全国の小中学校で1人1台端末での学習環境が整備される中、より多くの学校・教育現場への提供を予定している。
これまで「eboard」では学習指導要領に準拠したコンテンツを、小学校算数・漢字、中学校国語・数学・理科・社会・英語の5教科で提供してきたが、コロナ禍での教育現場からの強い要望を受けて、小学校理科・社会(5~6年)を新たに制作し、公開することとなった。
「eboard」はインターネットのアクセス環境があれば、パソコンやスマートフォン、タブレットなど、端末やOSを問わず、さまざまな環境で利用可能となっている。また、児童・生徒の学習データは、即座に先生のアカウントから閲覧することができる。
教材は知識の理解を進める映像授業と、その確認や定着を図るデジタルドリルで構成されている。学習の個別化を進める上で、アウトプットに当たる演習を進めるだけでなく「事前に映像で理解してから、学習を進める」「わからない内容について、映像でふりかえる」ことなどを通じて、インプットとアウトプットをバランスよく行い、児童・生徒が自分の力で学んでいくことをサポートする。
映像授業は講師の顔が出ない、学習内容のみに集中できるもので、さらに中学校の映像授業では平均8分程度だった長さを、小学校の映像授業については平均約6分と、小学生でも集中して取り組める長さにしている。
個別学習だけでなく、アクティブラーニングや探究的な授業での導入・まとめとしての一斉提示、調べ学習の教材など、さまざまな形態での利用ができる。視覚的に集中できる内容のため、特別支援学校・学級や放課後デイサービスなど、発達障がいや学習障がいへの支援でも多く利用されている。
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