アカリクは、2022年卒大学院生(修士・博士)の就職活動に関する実態把握を目的に実施した、アンケート調査の結果を11月11日に発表した。
同調査は、同社のサービス会員のうち2022年卒の大学院生(修士・博士)に対して9月28日~10月9日の期間に行われ、96名から有効回答を得ている。
調査対象者のうち、「修士在学中」は56.3%、「博士在学中」は43.7%だった。
自身の研究にもっとも近い分野を尋ねたところ、「生物・農学系」が19.8%、「物理系」が13.5%、「医学・薬学系」が11.5%となっている。
学部生や修士の頃に、就職活動の経験があるかを尋ねた質問では、75.0%が「今回がはじめて」と回答した。
就職活動のうち、すでに行ったもの、現在継続中のものをすべて選んでもらったところ(複数回答)、「友人や先輩・後輩からの情報収集」(71.9%)がもっとも多く、以下「インターンシップの情報収集」「業界・業種研究」(どちらも66.7%)が続いている。
就職活動について、今知りたいこととしては(複数回答)、「ESや面接・自己PRについて」(61.5%)が最多で、「志望企業の業務内容や社内の雰囲気などの情報」(56.3%)がそれに続いた。
就職活動に不安があるかを尋ねたところ、「とてもある」が55.2%、「ある」が38.5%に達している。
就職活動への不安が「とてもある」「ある」と答えた人に、その内容を尋ねた質問(複数回答)では、「新型コロナウイルスの影響による採用枠の減少」「自分のスキル、実績、経験の不足」という回答がどちらも68.9%だった。
そのほか、就職活動に関して考えていること、感じていることとしては、「オンラインでのコミュニケーションが取りづらい」「周りに同じ境遇の人がいないので困った時に頼る人がいない」といった意見が寄せられている。
現時点での、企業からの内定の有無を尋ねたところ、「もっている」が1.0%、「もっていない」が99.0%だった。
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