松竹芸能、NTTデータ経営研究所、Orucheは、松竹芸能が事業運営をしている体験型コミュニケーション研修プログラム「笑育(わらいく)」の効果・効能を、脳科学の観点から検証した結果を、10月30日に発表した。
実証実験は、2019年1月~2020年5月の期間に、同期間で実施した「笑育」(3回分)の参加者である男女43名に、「笑育」実施前の事前アンケート、「笑育」の実施、「笑育」事後アンケートとして行われている。
事前・事後のアンケートを分析した結果、元々スコアが低めの参加者グループにおいて、笑育の前後で自己主張スキルが27.2%向上したことがわかった。また、同性初対面の人に対する欠点の自己開示が51.2%、同性の仲のよい友だちに対するネガティブな面の自己開示が30%程度向上した。
今回の実証実験を受けて、11月24日14時から結果の詳細報告を目的としたオンラインイベントを開催する。同イベントでは、「笑育」の詳細や、脳科学やAIを活用したコミュニケーションスキルを含む非認知スキルの評価研究などの詳細についての報告を行う。
参加対象は、従業員や生徒のコミュニケーションスキル向上や、教育・研修サービスの効果効用検証に関心をもつ企業経営者・人事部、学校関係者、自治体関係者、報道機関・メディア関係者で、参加費は無料。
ほかにも、顔表情データの分析による笑育の効果・効用に関する詳細分析、「笑育」サービスの拡大とデータ収集によるエビデンスのさらなる獲得、非認知スキル向上を目的とした教育・研修サービスの効果効用検証支援を行っていく。
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