塾予備校ナビは、大学受験で浪人をしたことがある18歳以上を対象に実施した、「浪人生活の実態調査-浪人は楽しかった?辛かった?」についての調査結果を、10月7日に発表した。
同調査は、ネット調査90名、街頭調査90名に対して、9月15日~29日の期間に行われている。
調査対象者に、浪人生活をひと言で表してもらったところ、「辛かった」(60%)がもっとも多かった。一方で、30%は「楽しかった」と答えている。
浪人生活を「辛かった」と回答した人に、その理由を尋ねた質問では、「ずっと孤独で勉強と向き合っていて精神的に辛い時期があった」「高校の同級生の中で浪人する人が少なかった」「成績が思うように伸びなかった」「志望校に合格できなかった」といった意見が寄せられた。
浪人生活を「楽しかった」と回答した人に、その理由を尋ねたところ、「予備校で気があう友だちがたくさんできたから」という意見が最多となっている。なお、浪人生活について「楽しかった」と答えた人の約8割は男性だった。
浪人生活を「恥ずかしかった」と回答した人に、その理由を尋ねた質問では、「現役合格している同級生たちと自分を比べてしまった」「親に迷惑をかけていると感じていたから」「電車で参考書を開いたりしたときの周囲の視線」といった意見が寄せられている。
そのほか、国公立大学への進学者の約7割が浪人生活を「辛かった」と回答する一方で、私立大学への進学者では約6割が「楽しかった」と答えており、私立大学進学者と国公立大学進学者では、浪人生活の実態に大きな差があることが明らかになった。
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