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発達障害傾向のある学生の8割が「合理的配慮」理解せず、LITALICOワークスが調査

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2020/08/26 07:00

 LITALICOは、同社が運営する障がい者のための就労移行支援事業所「LITALICOワークス」が発達障害やその傾向のある学生を対象に実施した、「障害理解と合理的配慮に関する調査」の結果を、8月に発表した。

 同調査は、発達障害やその傾向のある学生200名(医師から診断を受けている学生:33名、医療機関を受診して発達障害の傾向ありと言われている学生:24名、受診していないが発達障害の傾向があると感じている学生:143名)を対象に、3月19日~23日の期間に行われている。

 調査対象者に、障害のある人に対する「合理的配慮」について知っているかを尋ねたところ、「内容も含めて知っている」は22.5%に留まり、「名前程度なら知っている・聞いたことがある」が38.5%、「知らない」が39.0%だった。

障害のある人に対する「合理的配慮」について知っているか

 学校での支援や配慮について、相談したことがある人は4割以下となった。しかし、個別の支援や配慮(合理的配慮)を受けたいと思う人は7割を超えている。

発達障害による受験や学校生活への個別的な支援・配慮について相談したか/学校で障害特性への配慮として個別の配慮や支援が受けられるなら受けたいと思うか

 学生が受けたい個別的な配慮や支援について尋ねた質問では、「校医や学生支援室との定期相談」(37.5%)がもっとも多く、以下、「就職活動の個別相談」(36.5%)、「定期試験やレポート課題に対する配慮」(35.0%)がそれに続く。

受けたい個別的な配慮や支援

 大学に、合理的配慮についての相談をしたことがある人を対象に、利用した大学の相談・支援窓口を尋ねたところ、1位は「学生相談室」(54.9%)だった。

自身の発達障害の特性やそれにともなう困りごとについて相談したことのある大学の相談・支援窓口

 学生自身の障害特性による困りごとの対処法について、「よく理解している」と回答した人は12.0%、「やや理解している」と回答した人は37.0%、「あまり理解していない」は36.5%、「まったく理解できていない」は14.5%となっている。

自身の発達障害によって生じる困りごとの対処法を理解できていると思うか

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