デジタル採点システムを開発・販売するスキャネットは、兵庫県教育委員会高校教育課の採択により、7月1日に「デジらく採点2普通紙対応版」を兵庫県の県立高校全147校に全面導入したことを、8月24日に発表した。
同社は2018年より、AI技術を活用し、手書き文字の自動認識採点が可能な「デジらく採点2」のソフトウェアを開発、また2019年からは、それに対応する「スキャネットシート」および「デジらく採点2普通紙対応版」のソフトウェアを提供している。
「デジらく採点2普通紙対応版」の教育機関における導入実績をはじめ、採点時間の大幅な短縮や、教員が欲している機能を有すること、ペーパーレスによるテスト返却システムが高く評価されたことにより、兵庫県の「デジタル採点システムを活用した業務改善事業」への採用が決定した。
「デジらく採点2」は、パソコン上でテスト解答を採点するソフトウェアで、1文字の手書き文字を自動で認識し、採点する。また、採点した結果は、データとして保存されるため、採点結果の分析も容易に行うことができる。
2019年からは、従来の解答用紙の作成方法に近い形のまま、学校全体でよりデジタル採点が導入しやすいよう、普通紙(コピー用紙)に印刷した解答用紙を使用して、採点が可能なソフトウェア「デジらく採点2普通紙対応版」の提供を開始した。このソフトウェアを利用することで、通常要する採点時間を5分の1に削減することができ、業務時間の削減が期待できる。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア