日本ムードル協会は、イーラーニングと協同で新型コロナウイルス感染症の影響を受けている全国の高校・大学向けにオンライン授業を可能にする学習管理システム「Moodle(ムードル)」のサーバ利用環境および運用支援を無償提供することを、6月19日に発表した。
両者はすでに、全国に先駆けて独自の緊急事態宣言が発令された北海道の高校・大学を対象に、「Empowering Educators in Hokkaidoプロジェクト(EEHプロジェクト)」を実施しているが、北海道を含め全国で緊急事態宣言が解除されたものの、依然として先行きが不透明なことから、「EEHプロジェクト」の名称を「Empowering Educators in Hokkaido and Elsewhere in Japanプロジェクト(EEHJプロジェクト)」に変更するとともに、無償提供の対象を国内すべての高校・大学に拡大する。
なお、この取り組みにはアマゾンウェブサービスジャパンからの支援が行われている。
提供対象は国内の高校・大学で、クラス数・受講人数によらず、1校ごとに個人情報保護などを担保した上で利用可能な環境を提供する。1校あたり1000名未満で、1クラス程度の小規模でも応募できる。
提供内容は、「Moodle」サーバ利用環境、「Moodle」初心者サポートで、「Zoom」や「Microsoft Teams」との連携も可能になっている。
無償提供期間は9月30日まで。
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