学校法人 日本教育財団 東京通信大学は、8月29日付けで文部科学省より設置が認可され、平成30年4月に開学する。
東京通信大学は、場所や時間、費用を気にせず大学卒業資格(学士)を取得可能なインターネットの大学。社会人の学び直しニーズや、経済的理由により教育を断念せざるを得ない人がいる社会的背景に呼応する教育を目指し、人材不足が指摘される情報・福祉分野の人材を育成する。
同校では、学びたいすべての人が自分のペースで卒業できるよう、学びやすさにこだわっており、授業はもちろん、単位取得状況の確認や学習相談などをすべてスマートフォンから行えるほか、1回15分の講義動画による受講なので、すきま時間に学習を進められる。また、資格取得に向けた学習だけでなく、社会で役立つ問題発見力や解決力などを身につけられるカリキュラムを提供する。
卒業まで一度も登校せずオンラインで卒業が可能で、学費も他のオンライン大学よりも安価に設定する一方で、学習履歴を可視化して意欲を高めるオンライン学習支援システム、メール/電話で気軽に相談できる窓口など、サポート体制も充実している。
設置学部・学科は、「情報マネジメント学部 情報マネジメント学科」と「人間福祉学部 人間福祉学科」(それぞれ入学定員400名、3年次編入学定員200名、収容定員2000名)。
「情報マネジメント学部 情報マネジメント学科」は、ITの専門知識・スキルをはじめ、幅広い知識を身につけ、イノベーションを創出可能な人材を育成する。プログラミング、マネジメント、データ分析やマーケティングの、3つのモデルを設置し、ITを活用して課題解決できる知識、スキル、マネジメント力を身につけられる。
「人間福祉学部 人間福祉学科」は、社会的課題を的確に把握し、包括的な相談援助が可能な福祉のスペシャリストを育成する。社会福祉士、精神保健福祉士の国家資格に特化したモデルとともに、その両方をバランスよく履修し、福祉事業・施設、医療・行政機関で活躍できる人材を育成する3つのモデルを設置し、複雑な社会的課題に対応する能力を身につけられる。
学費は、1年次の合計が22万円、入学から卒業までの合計が62万円で、履修科目に応じて教材費、スクーリング費、インターンシップ費、実習関連費が別途必要になる。
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