教育ネットは、同社が提供する情報モラル教育支援サービス「お助けネット」を、宝仙学園小学校が2019年度に引き続き導入し、共同研究を進めていくことを4月1日に発表した。
同校では、3年生以上の学年で1人1台のiPad(個人持ち)を活用した授業を実施しており、家庭や学校でiPadを有効かつ安心・安全に活用すべく「お助けネット」を導入し、教職員、保護者、児童向けの講習、授業支援、児童のインターネット利用実態調査などを行っている。
2019年度は、児童向けにインターネットやICT機器の利用に関する実態調査を、全児童を対象に実施し、その結果を日々の生活指導に活かせるよう、分析結果をフィードバックするとともに、学年ごとの特色に合わせた情報モラル学習を組み立てた。特に、低学年向けにはパペットを使った対話型の学習を行うといった工夫がなされている。
保護者を対象にしたプログラムとしては、現在の子どもたちの実態を伝えるとともに、授業で使用する「ロイロノート」を使って、保護者自身のネット利用時のルール作りのワークショップなども行った。
今後は、宝仙学園小学校を共同研究校として、トータルバランスを考えた情報モラルのコンサル導入を支援し、学校現場と共鳴した環境と、子どもたちに合った提案を計画していく。
「お助けネット」は、小中学校向けに展開しており、児童・生徒向けの授業支援をはじめ、タブレット端末を使った教職員向け研修、話し合い活動を採り入れた保護者向け講習などを全国で行っている。
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