フルノシステムズは、同社の業務用無線LANアクセスポイント「ACERA(アセラ)1010」が、津田学園(三重県四日市)において、ICTを活用した授業を支える無線LANインフラとして導入されたことを、1月15日に発表した。
フルノシステムズは、無線専業の国内メーカーで、無線ハンディターミナルをはじめ、無線LAN構築には欠かせないモバイル&ワイヤレスソリューションを提供している。
津田学園では、各生徒の学びの進捗に応じて実施する「アダプティブラーニング」のさらなる推進に向け、生徒一人ひとりが所有するChromebookや、学校備品のiPadを活用した授業が行われている。中学校・高等学校(6年制)と高等学校(3年制)の全ての普通教室に加え、体育館(アリーナ)や柔道場、音楽室、図書館などの各施設に合計47台の「ACERA 1010」が設置されており、ICTを活用した授業を支える無線LAN環境が構築されている(2018年度に整備し、同年秋から稼働)。
ICT活用授業では、各生徒が所有するノートパソコンのChromebookが主に使用されており、Googleの教育機関向けサービス「G Suite for Education」の共同編集機能を利用してグループワークを進めているほか、アンケート機能を活用して定着確認テスト(小テスト)が実施されている。
「ACERA 1010」導入以前に運用していたネットワークは、各教室において多台数の端末で高画質動画を再生するといった接続が難しく、ネットワークの設計が求めるレベルに達していなかった。ICT活用授業を円滑に実施するにあたり、無線ネットワーク環境の改善に向け、津田学園では新規の生徒専用無線LANを整備することになり、フルノシステムズのアクセスポイントが採用された。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア