クリスクは、運営するメディア「通信制高校ナビ」で資料請求を行ったユーザーを対象に、「通信制高校へ抱く期待と不安」についてアンケート調査を実施した。
今回の調査で、親と子ども本人で、通信制高校へ不安を感じるポイントと、期待するポイントが異なることが判明した。
まず、通信制高校への不安に関して、回答者114人のうち、58.8%が親から、39.5%が子ども本人からの回答だった。
親子別に不安な点を見てみると、親は「お金を出すからには、どんな内容なのかをしっかり把握しておきたい」という堅実な意識を持っていることが分かる。一方で、子ども本人は、不登校などになっている生徒も多いためか、自分が登校できるのか、同級生と同じように卒業・大学進学は可能かなど、自分や自分の未来への不安を抱いていることが分かった。
また、通信制高校への期待に関しては、回答者104人のうち、60.6%が親から、32.7%が子ども本人からの回答だった。
これも親子別に見てみると、親は精神面や学習面でのサポートをしながら、高卒資格取得へ導いてくれることを学校に期待していることが分かる。一方で、子ども本人は高卒資格や大学進学への期待に加え、「自分のペース」や「人間関係」といった学校生活全般までを期待する傾向にある。両者を比較してみると、親は学校や先生といった大人側への期待が高いが、子ども本人は学校への期待は学力支援が中心で、より自分に合った学校生活が送れることへの期待が高いことが分かった。
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