a.school(エイスクール)は、小学生を対象とする同社開発のアウトプット型・探究学習プログラム「なりきりラボ」「おしごと算数」が、2019年度グッドデザイン賞を受賞したことを、10月2日に発表した。
今回の受賞理由としては、教材から授業運営ガイド・講師研修までをトータル・パッケージとして開発し、全国のさまざまな学び事業者に導入している点が評価された。また「思考力・創造力・表現力を育む探究型学習はこれからの教育現場での広がりが求められているが、講師依存度が高くその普及方法が難しい。その社会的ニーズがありながらも難易度の高いマニュアル化にチャレンジしている点が素晴らしい」という声が審査員よりあがった。
探究学習プログラム「なりきりラボ」「おしごと算数」は、受け身の座学ではなく、子どもたちが自ら手を動かし、実践や創作などのアウトプットに取り組める小学生向けの探究学習プログラム。仕事をコンセプトにした授業を通して、さまざまな職業領域におけるアウトプット手法を学ぶだけでなく、世の中にある情報を読み取って解釈をし、自分なりにアウトプットし続ける姿勢を養うことができる。
アウトプット型の探究学習プログラム(知識をいかす、企画・制作・表現などのプロジェクト・ワーク)や科目を越えた分野横断型の学習内容(身の回りの暮らしや仕事、社会との繋がりを縦横無尽に行き来する)、教材・授業運営ガイド・講師研修が整った探究学習のフランチャイズシステムといった3つの特徴があげられる。
具体的には、仕事をテーマにしたゲームやクイズ、実験、工作、デザイン、映像、ディスカッション、プレゼンテーションを取り入れたワークショップ型の授業が実施される。そのほか、思考力・創造力・表現力などの「アウトプット力」育成のため、1テーマについて2カ月かけて学び、プログラム後半では企画や制作に取り組むプロジェクト学習となっている。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア