キッカケと日本こども成育協会による合同事業、ITのキッカケ提供委員会は7月31日に、東京都杉並区に住む小学校4年生から6年生を対象としたプログラミング教育イベント、「ITにふれるキッカケ ~杉並区子どもIT Day~」 を杉並区公会堂で開催した。
本イベントは、子どもたちにITでのモノづくり体験を通じて、ITをチームでつくる楽しさや、互いに協力することの大切さを知ってもらうべく開催された。参加者には、プログラミング経験のある子どももいたが、本格的な作品をつくるのは初めての子どもも多かった。
当日は、「ロボットプログラミング」「作曲」「動画編集」「イラスト」「ドローン」「アニメーション」「ホームページ作り」と全7つのIT体験講座が実施され、いずれも満員御礼になるほどの盛況ぶりであった。
受講する講座はあらかじめ選ぶ形式となっており、子どもたちは当選した講座のレッスンに参加。90分間の各講座では、先生の言葉に耳を傾けながら、分からないことは積極的に質問し、最終的にはほとんどの子どもたちが個性的な作品をつくり上げることができた。
講座終了後には保護者に「今日ね、こんなことをやったんだ!」と話す子どもの姿が見受けられ、「すごく楽しかった」といった感想も寄せられた。また、参加した子どもに対して実施されたアンケートでは「他のプログラムにも参加してみたい」「新しいことに関心が持てた」といった回答が多くを占め、 今回のチャレンジを通してITへの関心が高まった結果となった。
また今回、アニメーションの講座を担当した先生は、「アニメの『キャラクター』を動かすことを教えていたのですが、あるお子さんから『キャラクターじゃなくて、 背景を動かしたい!』とリクエストがあったんです」と、コメント。普段、大人に対して教える際には出てこない発想に驚かされたと、イベントを振り返った。
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