Webシステム開発及び教育事業を手がけるアシアルが提供する、モバイルアプリ開発クラウド「Monaca Education」が、和歌山県の「きのくにICT教育」における高校プログラミング教育用学習ツールとして県内の公立高校に採用された。
「Monaca Education」は、HTML5やJavaScriptといったWeb標準言語でスマートフォンアプリを作りながらプログラミングを学び、生活や社会での問題解決力を養うことができる学習ツール。ブラウザを用いてクラウド環境で学習を進めていくことが可能となっており、学校だけでなく自宅での予習復習も行うことができる。これまでに800以上の教育機関で利用され、課題研究やコンテストでの実績もある。
和歌山県では、コンピューター等の操作・活用やプログラミング的思考の育成を体系的に行う「きのくにICT教育」に取り組んでおり、アシアルは、昨年から「Monaca Education」の提供をはじめ、教材提供(テキスト、サンプルアプリ、アプリプログラミングシート)、学習指導案作成、教員向け研修といったプログラミング教育実施に向けた支援を行ってきた。
本年度の2学期(後期)から情報科の授業においてプログラミング教育が開始され、和歌山県の公立高校で、約6000人の生徒が「Monaca Education」を利用して学習を行うこととなる。また、プログラミングを身近に感じてもらうため、スマートフォンに搭載されたセンサーを活用したアプリ制作や和歌山県のオープンデータを活用したアプリなどの制作に取り組むことも予定されている。
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