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「すらら」、鳥取県で不登校児童生徒支援の自宅学習ICT教材として採択

 すららネットが開発・展開するクラウド型学習システム「すらら」が、鳥取県教育委員会が行う不登校児童生徒支援の自宅学習ICT教材として採択され、9月より本格活用される。

 全国の小・中学校における不登校児童生徒数は14万4031人と、統計開始以降、過去最多を更新した。これを受けた文部科学省は2018年10月に「不登校児童生徒が自宅においてIT等を活用した学習活動を行った場合の積極的な対応について」という通知を全国の教育委員会宛に行うなど、不登校児童生徒への対策を次々に打ち出している。鳥取県内にも約600名の不登校児童生徒がおり、同県教育委員会は不登校支援として自宅学習サポートを行う。

 従来、主に自宅で過ごす不登校児童生徒への支援は困難であったが、オンラインICT教材「すらら」を活用することで、自宅学習支援を行うことが可能になる。

 今回の不登校児童生徒のサポートでは、教員経験者を「自宅学習支援員」として採用し、鳥取県内の東、中、西部の3カ所に1人ずつ配置する。支援員は基本的には端末上で利用者とやりとりし、学習計画を立てるとともに学習の進み具合も確認。必要に応じて保護者とも連携し、学習面、心理面ともにサポートしていく。

 オンライン学習教材「すらら」は、アニメキャラクターによる説明と、集中を切らさない工夫により、初めて学ぶ単元でも自学自習で基礎学力の定着を図ることが可能。学年を問わず、個別最適化された学習が可能で、生徒の学力に応じた問題を出題するアダプティブ・ラーニングの機能や、生徒の学習状況をリアルタイムで確認し、生徒一人一人に学習の設計、管理、フォローを行う機能などがあるため、学力が異なる複数の生徒の学習管理が自宅などの遠隔地でも可能となる。

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https://edtechzine.jp/article/detail/2422 2019/07/22 16:15

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