富士通ラーニングメディアは、さまざまな調査結果を元に、小学生に適したプログラミング言語は何かを解説している。
GMOメディアと船井総合研究所が2018年(平成30年)に行った「子ども向けプログラミング教育市場調査」によれば、プログラミング教室の数は年々増加傾向にある。また、教室数の増加とともにロボットプログラミング専門の教室、元SEが教えるコードプログラミングに強い教室など、プログラミング教室の種類も拡大している。
さらに、ドリームエリアが同じく2018年に行った「子どもの『ICT教育』に関するアンケート」によれば、プログラミング教室に興味のある保護者の半数が、プログラミング教室に「通わせたいがよくわからない」と回答しており、プログラミングにはさまざまな種類や技術があるため、子どもに何を学ばせればよいかわからない保護者の存在がうかがえる。
プログラミング教育は、命令のブロックをパズルのように組み合わせる「ビジュアルプログラミング」、自身で動きを考えてそれをロボットに指示する「ロボットプログラミング」、プログラミング言語によってプロジェクトを実行させる「コードプログラミング」に大別され、「ビジュアルプログラミング」と「ロボットプログラミング」はタイピングができない子どもでも学べるため小学校低学年に人気がある。
一方、プログラミング言語は種類が非常に多く、ビジネスで用いられる主要なプログラミング言語だけでも、それぞれ使用場面、特徴、学びやすさが異なる。
富士通ラーニングメディアは、数あるプログラミング言語の中でも特に小学生に適した言語として、大人にも人気が高く、AI・機械学習のプログラミングとしても優位性がある「Python」をすすめている。
また、富士通ラーニングメディアが運営する子ども向けプログラミング教室「F@IT Kids Club」プロジェクト部長の大木宏昭氏は、子ども向けプログラミング教室の選び方として「世界で利用されるツールや言語を採用している教室」「プログラミングを楽しく語れるインストラクターがいる教室」「実社会やビジネスとのつながりをプログラミングを通じて伝えられるバックグラウンドを持った教室」の3つのポイントを挙げた。
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