MMDLaboが運営するMMD研究所と、葵が運営するオンライン学習塾アオイゼミは、12歳~18歳のアオイゼミを利用している男女を対象に実施した「2019年5月 中高生の勉強時におけるスマートフォン利用実態調査」の結果を、5月15日に発表した。
「2019年5月 中高生の勉強時におけるスマートフォン利用実態調査」は、12歳~18歳の男女1283名を対象に、3月5日~25日の期間に実施されている。
調査対象者に、携帯端末の学校への持ち込み状況を尋ねたところ、中学生の19.5%、高校生の88.1%がスマートフォンの持ち込みを許可されていると回答した。2017年(平成29年)に行われた同様の調査における持ち込み許可の割合は、中学生が14.5%、高校生が86.5%で、持ち込み許可は中高生ともに向上している。
条件付きで持ち込みを許可されていると回答した人に、どのようなルールがあるかを尋ねた質問では、中学生では「学校や先生に持ち込むための許可申請をする」、高校生では「授業中は電源を切ってバッグやロッカーにしまう」がもっとも多かった。
スマートフォンを持っている中高生(1167名)に、持ち込み許可の有無にかかわらず、学校にスマートフォンを持ち込んでいるかを尋ねたところ、中学生の17.5%、高校生の90.2%が「持ち込んでいる」と回答している。
スマートフォンの持ち込みが許可されている人を対象に、学校でのスマートフォン利用について尋ねた質問では、男子中学生では「休み時間にゲームアプリで遊ぶ」「授業でわからなかった単語などをGoogleなどで調べる」、女子中学生では「授業でわからなかった単語などをGoogleなどで調べる」、男子高校生では「休み時間にゲームアプリで遊ぶ」、女子高校生では「休み時間にSNSをチェックする」がもっとも多く、「その他」の回答では「持ち込んでいても校内では使えない」「朝のSTが始まるまで音楽を聴いている」「部活の連絡に使う」「被災時の連絡用」といった回答が見られた。
アオイゼミ以外に、スマートフォンを勉強に活用しているかを尋ねたところ、中学生の91.4%、高校生の94.5%が「使用している」と答えている(2017年は中学生が91.0%、高校生が92.1%だった)。
アオイゼミ以外にもスマートフォンを勉強に活用していると回答した人を対象に、勉強時にスマートフォンをどのように活用しているかを尋ねた質問では、中学生、高校生ともに「Googleなどの検索サイトでわからない単語を検索」「動画で問題の解き方や授業を視聴」「勉強時間や試験のスケジュールの管理」が上位だった。
スマートフォンを勉強に利用することで、勉強が捗るようになったかを尋ねたところ、中学生の74.0%、高校生の68.8%が「捗るようになった」と答える一方、中学生の6.3%、高校生の8.6%は「捗るようになったとは思わない」と回答している。
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