コドモンは、同社が提供するこども施設業務サポートサービス「CoDMON(コドモン)」を、東京都港区内の公立保育園15園が導入を決定したことを、4月25日に発表した。2019年3月から段階的に試験運用を開始し、新年度から正式運用を予定している。
保育士の業務には、手書きでの書類作成といった効率化されていない事務作業が多く、それらに要する時間が子どもと関わる時間を圧迫していることから、早急な働き方改革が求められる。
今回の「CoDMON」の導入は、保育士の事務作業を効率化することで、保育士が子どもと触れ合う時間をさらに充実させるとともに、保護者の負担軽減を目指す。
「CoDMON」を導入する港区内の公立保育園では、「CoDMON」の機能である「園児台帳」によって園児の名前・クラス・生年月日・健康情報(かかりつけ医師、アレルギー)・健診履歴・保育料設定および家族情報(緊急連絡先、メールアドレス)など、園児ごとに情報を一元管理するほか、これまでは手書きだった園児の登降園記録をICカードやタッチパネルを使った打刻機能で自動管理するとともに、保育料の計算とも連携させる。
さらに、年齢や項目ごとに整理された3000以上の文例を参考にしながら入力することが可能で、Excelのデータを登録すれば、それぞれの保育園ごとに独自の書式をテンプレート化できる。また、一度記入した指導案は蓄積されるため、質の向上にも役立つ。
「CoDMON」は、園長や保育士の業務負担軽減を目的とした、こども施設業務サポートサービス。ICT化によって指導案や日誌の作成、園児ごとの登降園管理や保育料計算、請求管理、保護者連絡などをサポートする。
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