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Viscuitでプログラミングを始めよう~大人が上手にサポートするコツ

子どもが楽しいViscuitプログラミング~お父さんが見守るプログラミング教育体験記~ 後編

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2019/04/12 07:00

 前回も簡単に触れましたが、プログラミング言語のViscuit(ビスケット)について、今回は実際に作例を交えながらご紹介していきます。Viscuitは「メガネ」という仕組みでプログラムを作れる非常に簡単なプログラミング言語です。IT業界の方々が想像するプログラミング言語は、おおよそテキスト言語と呼ばれるタイプのものだと思いますが、コンピューターに指示をすることを学ぶ観点ではその表現方法は問いません。むしろ何を指示したいのかに注目すべきです。Viscuitはパソコン、スマホ/タブレット向けのアプリとして無償で提供されています。最近では子どもがいる家庭のスマホ/タブレット普及率は相当高いと考え、この連載ではタブレット端末で試す場合を想定して解説していきます。

Viscuitの準備

 前回、「パパの使っていない古いKindle FireでViscuitができないの?」と息子からの依頼で調べたところ、可能であることが分かり、Kindle Fireが息子のViscuit専用タブレットとなったと書きました。Viscuitでのプログラミングを始めるには、タブレットだけでなくアプリなどの環境も整える必要があります。

 まずはViscuitの公式サイトへアクセスして、App StoreやGoogle PlayからViscuitのアプリをインストールします。この部分は難しいので、私が行いました。なお、Kindle Fireの場合には公式サイトではなくAmazon AppstoreからViscuitを探してインストールします。

Viscuitの基本的な機能

 インストールが完了したら、アプリを開きます。以下の画面になります。

 「ひとりでつくる」を選ぶと、おえかきアプリのような画面が出てきます。

 最初に出てくる左側の領域を「ステージ」と呼びます。ステージには、絵や文字を直接かくことはできません。

 ペンのアイコンをクリックすると、以下の画面があらわれて絵や文字がかけます。

 絵は自分の好きな色とペンの太さでかくことができます。かいた絵は「部品」という名前でViscuitに登録できます。文字を入れたい場合も、キーボード入力ではなく、手書きでハンコのように部品として登録します。

 まずは自分のプログラムの中で登場させたい部品をたくさん作るのです。ここからは息子がひとりで触っていました。Viscuitは直感的に操作ができるので、トライ&エラーを繰り返しながら好きな色を選んだりして部品を作っていました。

 部品が作れたら、次に「メガネ」と呼ばれる仕組みでプログラミングを行います。事前に作った部品をメガネに配置することで、部品に対して「動き」を登録できます。そのメガネに動きを変える指示をすると、すぐに左側のステージ上でアニメーションが変化します。

 直感的に操作し、すぐに見た目が変化する点が好奇心をくすぐり、子どもが自発的にトライ&エラーを行うようになるのだろうと考察しています。

「褒める」ことが好奇心を伸ばす! サポートの工夫

 絵が苦手なお子さまの場合には、大人が部品をいくつか作ってあげましょう。そうすると2つ目や3つ目の部品は、それを真似して作れるようになるでしょう。苦手なことを無理やり行わせるのは良くありません。

 絵が得意なお子さまの場合には、ここぞとばかり自分の世界観を作り上げることでしょう。そっとしてあげてください。部品を作りすぎていたら次に行う作業を教えてあげてください。

 興味を削がないためには、満足するまで続けさせてあげることが大切です。夢中ならばプログラミング作業は明日に延期しましょう。うちの息子は、魚の他にイカやタコなどの海の生き物をたくさん部品として登録して遊んでいました。気が済むまで作らせておきました。

 前回も触れましたが、「褒める」ことを大切にします。大事なことなのでおさらいです。褒められて嬉しくない子どもはいないと思います。サポートする際には、以下を意識してみてください。

  • 達成できる目標を設定する
  • 適度にご褒美を与える
  • 結果に対してとにかく褒める

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著者プロフィール

  • 平 初(タイラ ハジメ)

     プログラミングをはじめたのは中学生の頃、高校生の頃にインターネットと出会い、インターネットが世界を変えると確信してIT業界で働く事を決めた。  国内企業のシステムエンジニア、外資系コンピューターメーカーを経て、レッドハット株式会社にてシニアソリューションアーキテクトとして活躍中。

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