アルクは、同社が運営する子ども向け英会話教室「アルク Kiddy CAT英語教室」において、シャープのモバイル型ロボット「RoBoHoN(ロボホン)」を活用した授業を、5月より順次開始する。
アルクとシャープは、英語学習におけるコミュニケーションロボットの有用性を検証すべく、平成30年5月~8月の3か月間に、首都圏でアルクが運営する英会話教室2校において「RoBoHoN」を活用した実証実験を行っており、生徒に発音や声のトーン、スピードに配慮しながら英語を丁寧に話して伝えようとする意識が芽生え、「RoBoHoN」導入前後を比較して発話回数が約75%増加したことを確認した。
この結果から、アルクは「RoBoHoN」が生徒のモチベーションや自発的に学ぶ意欲を向上させるためのツールとして有効であると判断し、「RoBoHoN」を活用したレッスンを拡大する。
授業では、アルクの小学生向け英語教材「STEP」のコンテンツをインストールした「RoBoHoN」を使用し、「RoBoHoN」の音声認識・発話機能を活かした英語のロールプレイを行う。正確な発音で話しかけないと「RoBoHoN」が応答しないなど、「RoBoHoN」との英会話を正しい発音やリスニング力の習得に役立てる。
「RoBoHoN」が撮影した動画は、あらかじめ設定したメールアドレスへ送信することも可能なので、授業中の子どもの様子を保護者がスマートフォンで確認できる。
「アルク Kiddy CAT英語教室」は、2歳児~中学生を対象にした英語教室。「“自分のことばで伝える力”を伸ばします」をスローガンに、実践的な英語力を身につける学習カリキュラムを提供している。
「RoBoHoN」は、シャープとロボットクリエイターの高橋智隆氏が共同開発した、会話が可能なモバイル型ロボット。コンパクトサイズながら、身振り手振りを交えて会話したり歌ったりできる。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア