学研プラスは、経済産業省『「未来の教室」実証事業』のひとつとしてプログラミング学習ソフト「Music Blocks」の日本版と、小学生・小学校向けカリキュラムを開発しており、その教員向け研究会を2019年1月6日に開催する。
「Music Blocks」は、音楽と算数をいっしょに学べる、アメリカ生まれのプログラミング学習ソフト。楽器やリズムなどを指示するブロックを組み合わせたり、音程の数値を変えたりといった工夫をしながら、音楽・算数・プログラミングの知識がなくても、子どもがゼロから楽曲を作りながらそれらを学ぶことができる。
主な特徴としては、「インターネットがなくても動く」「パソコンにインストールしなくても動く」「パソコンのスペックが低くても動く」「Windows 7とWindows 10に対応している」といったものがある。
なお、「Music Blocks」は2020年から始まる小学校におけるプログラミング教育必修化にあたり、授業で先生や児童が自由に使えるように無償配布される予定。現時点でもインターネット上で無料で利用することができる。
今回開催される教員向け研究会は2回目。1回目であがった意見をもとに日本の教育現場に寄り添った形に開発された「日本版Music Blocks」と、先生用の学習指導案や生徒用のワークシートといった小学生・小学校向けカリキュラムを体験できる。
本研究会のため、「Music Blocks」の開発者である元MITメディアラボ所長のワルター・ベンダー氏とニューイングランド音楽院ギター科長のデビン・ウリバリ氏が来日。また、本事業の発案者である音楽家・数学者の中島さち子氏、「未来の学びコンソーシアム」プログラミング教育プロジェクトオフィサーの鵜飼佑氏も研究会に参加する。
開催日時は2019年1月6日の10:00~16:00(休憩時間含む)で、会場は学研ビル(東京都品川区)。参加対象者は、小学校か中学校で、音楽または算数・数学、もしくは情報を担当している先生(そのほかの教科の先生も参加可能)。募集人数は21名で、応募締め切りは2018年12月25日。応募者多数の場合は先着順で締め切る場合もある。参加費用は無料。申し込みはWebサイトで受け付けている。
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