イスラエルのコードモンキー・スタジオは、チャットボットづくりを体験できる「コードモンキー/チャットボット」の日本語版である「トリビアチャットボット」を、12月3日に無償公開した。
同社は、米Code.orgが主唱するプログラミング教育活動「Hour of Code」にて無償教材を提供しており、今回の「トリビアチャットボット」の無償公開は、「コンピューターサイエンス教育週間」に合わせて行われている。
「トリビアチャットボット」は、Pythonを使ってメッセージのやり取りを行うチャットボットの作り方が学べる、パソコンのWebブラウザ上で動作するプログラミング教材。
サルのモンタ・チャットボットが出すトリビア(豆知識)を問う質問にユーザーが回答すると、チャットボットが正否を判定して、チャットの最後に正答数に応じたメッセージを自動的に返す、という簡単なチャットボットの作り方を、16のエクササイズを通して学習できる。
同社が開発・運営している「コードの冒険」など他のコースでは、CoffeeScriptというプログラミング言語を使用しているが、CoffeeScriptはプログラムの構造を括弧ではなくインデント(字下げ)で表現するなどPythonの影響を強く受けているため、「トリビアチャットボット」は「コードの冒険」や「ゲームビルダー」を終了した学習者の次のステップとしても適している。
なお、70のエクササイズを通して、ハングマン・チャットボット(相手の考えた単語を当てるゲーム)を作りながらPythonをより深く学べる「コーディング・チャットボット」は、2019年1月の発売を予定する。
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