すららネットは、同社が開発・提供する海外小学生向けeラーニングシステム「Surala Ninja!」の海外展開事業が、「EDU-Portニッポン」公認プロジェクトに採択されたことを、9月21日に発表した。
「EDU-Portニッポン」は、官民協働のオールジャパンで取り組む「日本型教育の海外展開事業」で、平成28年より文部科学省、経済産業省、外務省、国際協力機構(JICA)、日本貿易振興機構(JETRO)ほか、地方公共団体、教育機関、民間企業、NPOなど官民協働で、日本の魅力ある教育の海外展開を促進している。
今回、同プロジェクトにおける実証的に海外で事業を展開する取り組みである「パイロット事業」の公認プロジェクトとして、59件の応募の中から「Surala Ninja!」の海外展開事業が採択された。
今回の公認プロジェクトへの採択は、すでにスリランカにおいて自立的な事業展開が行われている点、所得格差による子どもたちの教育機会格差を解消するとともに、ファシリテーターを務める女性のエンパワーメントに資する点が評価されている。
「Surala Ninja!」は、「すらら」の海外版として小学生向けに開発された、インタラクティブなアニメーションとともに加減乗除の四則演算を学ぶeラーニングシステムで、スリランカ向けのシンハラ語版、インドネシア向けのインドネシア語版、おもにインドで利用されている英語版を用意する。
アジアで人気の日本製アニメ上で、忍者キャラクターと一緒に楽しく学べるほか、現地の学習塾や私立学校では、算数だけでなく日本型教育の特徴である「挨拶」や「マナー」など「しつけ」を学ぶ授業も行われている。
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