アライドテレシスは、同社の製品・サービスが村崎学園 徳島文理大学において採用されたことを、12月16日に発表した。

徳島文理大学では、ネットワーク管理体制の効率化と省人化を目指し、複雑な構成を解消して拡張性・運用性を高める基盤を構築すべく、検討を進めていた。
アライドテレシスの製品・サービスを採用するにあたり、同校は1棟集中型の特性を活かしたシンプルな構成と高い運用性に着目。また、既存ノウハウを軸にした10G対応×全館無線LAN×産業用プロダクトの活用といった点が決め手となった。
具体的な導入内容としては、統合ネットワーク管理ソリューション「AMF PLUS」、ネットワーク管理ソフトウェア「Vista Manager EX」、アドバンスド・レイヤー3 モジュラー・スイッチ「AT-SBx908 GEN2」、レイヤー3スイッチ「AT-x530DP-28GHXm」、次世代ファイアウォール「Palo Alto Networks PA」シリーズ(パロアルトネットワークス)となっている。
これらの製品・サービス導入によって、都市型キャンパスの特徴を活かしたスター型ネットワーク構成を実現。複雑な冗長配線や長距離接続が排除され、障害ポイントを大幅に削減できた。「AMF PLUS」による自動復旧と、「Vista Manager EX」によるネットワークの可視化を組み合わせることで、障害切り分けや設定変更がGUI上で完結した。現場に駆けつける必要がなくなったことで、わずか数名の体制でも安定した運用が可能となり、属人的な負担が軽減され、省人化が実現した。
あわせて、館内すべてを10G化して、無線LANアクセスポイントを廊下・ホール・体育館まで配置した。これにより、オンライン授業やBYODに耐えられる高速・大容量通信が確保された。また、SINET接続ポイントには「Palo Alto Networks PA」シリーズを導入し、学術情報ネットワーク利用時のセキュリティを強化。学生がどこでも安心して学べる環境を実現した。
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