大日本印刷(DNP)は、ムラサキスポーツなど10社と協業して、児童生徒向けの「地域クラブ活動プログラム」と「探究学習プログラム」の提供を、12月に開始する。
近年は児童生徒の興味・関心が多様化しており、それを支えるべく、地域と連携した新しい学びの場のニーズが高まっている。これを受け、DNPは2025年度に愛知県名古屋市「探究学習プログラム実施業務」などに参画した。
今回提供されるプログラムでは、名古屋市の「探究学習プログラム実施業務」などに参画した際、同社が連携した企業と協業する。ムラサキスポーツなど10社が有するスポーツ・音楽・エンターテインメントなどの専門性と、DNPが有する教育向けコンテンツの企画・構築力を掛け合わせて、2つのプログラムを提供していく。
「探究学習プログラム」では、児童生徒が自ら課題を見つけ・調べ・考え・表現できるような場を提供する。「地域クラブ活動プログラム」では、地域の団体や指導者が主体となってスポーツや文化活動を提供する。民間事業者の専門知識や豊かな経験を活用しながら企画・設計を行うことで、プログラム会場選定から授業運営まで、個々の児童生徒に応じた学びの環境を実現していく。
主な事例としては、ムラサキスポーツとともにスケートボードの技術習得の機会を提供する。自己肯定感を高めることを重視しながら体力・集中力・忍耐力を育成し、安全を第一に初心者から丁寧なサポートを行う。
また、島村楽器とは軽音楽の楽器に触れたことがない児童生徒に対し、楽器・バンド演奏の体験を提供する。
さらに、うちゅうとは宇宙を題材とした探究学習の授業を提供する。宇宙に関する生活・仕事・食を軸に想像力を膨らませることで、課題発見力・課題解決力を育む。
なお、今後も同社はパートナー企業を増やしながら、多様な興味・関心や学びのスタイルに適したプログラムの充実を図っていく。
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