SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

次回のオンラインセミナーは鋭意企画中です。準備が整い次第、お知らせいたします。

EdTechZineオンラインセミナー

EdTechZineオンラインセミナー

EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

キーパーソンインタビュー

起業に関心がない生徒にもアントレプレナーシップ教育は必要? 探究・アントレで教員が意識すべき点とは

フリー株式会社 『起業時代』編集長・教育領域アライアンス推進チーム 磯貝美紀氏インタビュー

 2022年度から高等学校で「総合的な探究の時間」が必修化され、現場の教員には従来の「教える(ティーチング)」スタイルとは異なる、生徒への「伴走(コーチング)」が求められている。しかし、教科学習にはない「正解のない問いにどう向き合うか」については、手探りの状態で不安を抱えている教員も少なくない。こうした中、スモールビジネスを支えるフリー株式会社(以下、freee)は、起業検討層向け情報誌『起業時代』を刊行する知見を活かし、高校生向けの「起業キャンプ」や、教員対象の「アントレプレナーシップ教育1dayセミナー」を開催するなど、教育現場への支援に注力している。今回は、同社で産学連携の取り組みを推進し、文部科学省が任命する「アントレプレナーシップ推進大使」も務める磯貝美紀氏に、探究学習・アントレプレナーシップ教育を成功させるためのポイントや、マインドセットについてお話しいただいた。

フリー株式会社 教育領域アライアンス推進チーム 磯貝美紀氏
フリー株式会社 教育領域アライアンス推進チーム 磯貝美紀氏

なぜ今、探究学習やアントレプレナーシップ教育が重要視されているのか

──まず、freeeが教育現場を支援する背景について教えてください。

 freeeは「スモールビジネスを、世界の主役に。」というミッションを掲げています。その中で、挑戦の裾野を広げる入り口として立ち上げたのが雑誌『起業時代』です。起業家の方々の「挑戦」や「自己成長」を支える活動を続ける中で、そのあり方自体が教育と非常に親和性が高いことに気づきました。

 2024年、福岡女子商業高校の先生から「この雑誌の内容を授業にしてほしい」とお問い合わせをいただいたのをきっかけに、現在は大学や高校での起業やアントレプレナーシップ教育の授業を実施しているほか、私が文部科学省から任命を受けた「アントレプレナーシップ推進大使」の立場で、ゲストティーチャーとして学校に伺うこともあります。

──昨今、探究学習やアントレプレナーシップ教育の重要性がより一層増してきています。その理由について、どのように捉えていらっしゃいますか?

 これまで重点が置かれていた教科学習は、正解や解き方を教える「ティーチング」が中心でした。それに対して探究学習は、「答えの見つけ方」自体を生徒が模索する学びだと思います。そして、アントレプレナーシップは、社会の課題に気づき、それに対して自分に何ができるかを考えて挑戦していく力だと考えています。「答え」は生徒一人ひとりの中にあるもので、外にあるものではありません。先生が教えるのではなく、自分の中にある答えを見つけてアウトプットしていく。そうした力は将来社会に出ていく際に、とても大切だと確信しています。

 探究学習とアントレプレナーシップ教育はつながるものではありますが、少し異なる点もあると思っています。探究学習は「問いを立て、その問いにどうアプローチして答えを見つけるか」という「手法」を体験的に学ぶもの。一方、アントレプレナーシップ教育は、社会を「よりよくしたい」という一人ひとりの思いや気づきにフォーカスし、自分の創造力をビジネスや活動という形でアウトプットし、社会に応えていくための力を学ぶものだと捉えています。探究学習のその先として、自己表現をどう形にするかという「創造」の部分がアントレプレナーシップ、というイメージですね。社会における実践により近いという側面があるかもしれません。

次のページ
「アントレプレナーシップ=起業」という思い込み

この記事は参考になりましたか?

キーパーソンインタビュー連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

森山 咲(編集部)(モリヤマ サキ)

EdTechZine編集長。好きな言葉は「愚公移山」。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


関口 達朗(セキグチ タツロウ)

 フリーカメラマン 1985年生まれ。  東京工芸大学卒業後、2009年に小学館スクウェア写真事業部入社。2011年に朝日新聞出版写真部入社。  2014から独立し、政治家やアーティストなどのポートレート、物イメージカットなどジャンルを問わず撮影。  2児の父。旧姓結束。趣味アウト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


この記事をシェア

EdTechZine(エドテックジン)
https://edtechzine.jp/article/detail/13291 2026/01/20 07:00

おすすめ

記事アクセスランキング

記事アクセスランキング

イベント

EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

記事アクセスランキング

記事アクセスランキング