立命館大学は、2026年度の一般選抜入学試験において、同学が独自に問題を作成する「情報」科目を課す入学試験方式「学部個別配点方式(情報型文系/情報型理系)」を、一部の学部・学科で実施する。
「情報」科目を導入するのは、情報型文系と情報型理系の学部となる。そのうち、情報型文系である経営学部経営学科、総合心理学部、スポーツ健康科学部、食マネジメント学部では、「情報」(情報Iが範囲)、「国語」(漢文の独立問題は出題なし)、および「英語」での学部個別配点方式による受験となる。
情報型理系であるデザイン・アート学部(2026年4月開設に向けて設置届出予定)、映像学部、情報理工学部では、「情報」(情報Iが範囲)、「数学」(数学I、数学II、数学III、数学A、数学B(数列)、数学C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)が範囲)、および「英語」での学部個別配点方式による受験となっている。
いずれも、学部個別配点方式の異なる型との併願はできない。
「情報」の出題内容は、情報技術全般(30点)、アルゴリズム(25点)、データの活用(20点)、プログラミング(25点)で、いずれもマークと記述の併用で行われ、試験時間は80分。
出題にあたっては、以下に重点が置かれるという。
- 情報通信ネットワーク、情報セキュリティ、データの分析、論理回路に関する基礎知識をもっているかを確認し、さらに知識を活用して解を導く力を問う
- 並べ替えの基本概念、およびそれを実現するアルゴリズムを考えさせることで、論理的思考力を問う
- 問題解決のためにデータを整理および活用する能力を問う
- 問題解決の方針を与えた上で、プログラムの作成能力を問う
なお、同学の入試情報サイトにおいて、「情報」科目の試作問題がPDF形式で公開されている。今後は、オープンキャンパスや後半期のイベントで、問題の解説や入試説明会などを開催する予定となっている。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア