カモマンは、ブレインアカデミー、およびバレクセルと提携し、私立学校法人が「教師エンゲージメントサーベイ」により取得した診断データを、教員採用・生徒募集のプロモーション活動に活用できる新サービスを提供することを、5月14日に発表した。

カモマンは、学術的根拠に基づき学校組織の「働きがい」「職場環境」を可視化する診断ツール教師エンゲージメントサーベイを開発し、私立学校法人の人的資本経営を支援している企業。ブレインアカデミーは、教員求人サイト「教員採用.jp」を運営し、私立学校法人の教員採用を、バレクセルは、受験広報サイト「お受験じょうほう」「中学受験スタディ」「高校受験スタディ」を展開し、私立学校法人の生徒募集をそれぞれ支援している。
これからの時代、教員不足の深刻化や価値観の多様化を背景に、従来の「給与・待遇」「偏差値・進学実績」などの評価軸に加え、「働きがいが高い職場環境か」「教員の働きがいが高い教育環境か」などの人的資本情報が、私立学校法人の教員採用・生徒募集の両面において重要性を増すと考えているとカモマンは考えている。こうした社会的要請に応えるべく、同社はブレインアカデミー、バレクセルと提携し、教員の「働きがい」情報を新たな学校評価の指標として標準化する取り組みを開始する。
今回の提携により、教員採用.jp・お受験じょうほう・中学受験スタディ・高校受験スタディに、教師エンゲージメントサーベイの結果概要や評価バッジの掲載項目が新設される。これにより、私立学校法人は訴求が難しかった「教員」「組織」の具体的な魅力発信を通して「情報の質」を高め、求職中の教員・受験家庭も「職場環境」「教育環境」を客観的に把握することが可能となり、「選択の質」が向上する。
合わせて、そうした人的資本情報の開示を標準化させることにより、在職教員の「働きがい」や職場環境の改善を促進し、私立学校法人の経営革新に寄与していくという。
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