ベンキュージャパンは、フルHD解像度(1920×1080)で4LED光源を採用することによって、5000ANSIルーメンの高輝度を実現したLEDプロジェクター「LH750」を、5月20日に発売する。価格はオープン。

「LH750」は、フルHD(1920×1080)に対応し、Rec.709カバー率98%の広色域と約10.7億色の表示が可能なプロジェクターで、リアルな色彩を映し出せる。また、5000ANSIルーメンの高輝度なので、窓から光が差し込むような明るい教室や会議室でも鮮明に映像や資料を投影できる。
経年劣化に強いDLP方式を採用することで、時間が経っても黄変せずに、鮮やかな色彩と正確な色精度を長期にわたって保てる。さらに、コントラスト比500000:1を実現しているので、映像や資料を細部まで明瞭に映し出し、繊細なディテールを表現する。

ランプ式のプロジェクターの寿命が通常約2000〜3000時間であるのに対し、同製品は長寿命の4LED光源を採用したことで、約3万時間の光源寿命を実現した。フィルター交換やパネル交換といったメンテナンスが不要となり、ランニングコストの削減にもつながる。
また、起動が速く低発熱で24時間稼働にも対応。光学系の部品は密閉した防じん設計を採用しており、ホコリによるカラーホイールセンサーの不具合や映像上の斑点を防ぎ、故障リスクを低減する。
1.62倍の光学ズーム機能によって、最短2.6m離れた位置から約100インチの画像を投影可能で、画質を損なうことなく柔軟に投影距離を決めて設置できる。同社独自の全画面設定機能「スクリーンフィット」を使用することで、画像が歪みなくフィットするよう1:1、4:3、16:9、16:10のネイティブ解像度に自動で切り替わる。
あわせて、スクリーンの大きさや空間に合わせて柔軟に投影するための各種調整機能として、斜めの位置から映し出した際に発生する歪みの補正を容易にする縦横台形補正機能、四隅の角をスクリーンにぴったりと合わせられる角合わせ機能を備えている。さらに、本体を動かすことなく画像のサイズや投影位置の調整を可能にする、デジタル縮小とデジタルシフト機能も搭載する。


そのほか、快適に使用できる輝度と高画質を保ちつつ、光源の光量をコンテンツに合わせて自動で調整する、同社独自の「SmartEco」テクノロジーを備えており、従来のエコモードと比較して最大60%の消費電力削減を実現した。また、一定時間信号が検知されない場合の待機モードや、自動電源オフ機能によって、効果的な節電を可能にしている。
映像入力はHDMI 2.0×2基で、音声出力(直径3.5mmのオーディオミニジャック)も備える。本体のサイズは幅約420.7mm×高さ131.7mm×奥行286.1mmで、重量は約5.8kg。
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