教育ネットとミラボは、両社が開発したクラウド型デジタルAI教材「らっこたん」を利用した、タイピング大会実証自治体の募集を10自治体限定で開始した。実証自治体の小中学校は1年間「らっこたん」を無料で利用可能で、さらにタイピング大会実施のための支援(賞状・景品を含む)を無償で受けることができる。

2024年度は自治体単位または学校単位で計46回のタイピング大会が実施され、多くの児童生徒が参加した。タイピング大会を実施する目的として「児童生徒のICTスキルの向上とタイピング技術を育てること」「タイピングスキルを測定・収集し、次年度の目標設定につなげること」などを掲げている自治体もある。
タイピング大会で上位10位以内に入賞した子どもたちからは、「また大会が開かれるなら、自分の中の新記録を出せるように努力したい」「毎日練習してよかったなと思いました」「自分が表彰されるとは思っていなかったから、うれしかった」などの意見があり、大会を契機としてタイピングスキル向上に意欲的に取り組む様子がうかがえる。
対象は「らっこたん」の新規導入を希望する自治体で、電話(045-530-9401)またはメール(rakkotan@edu-net.co.jp)で受け付けている。
「らっこたん」は、「タイピングなどの基本的な操作」や「情報モラル・セキュリティ」「課題の設定」「情報の収集」「整理・分析」「まとめ・表現」などを学べるWebアプリケーション。子どもたちは小学1年生から中学卒業までの技能習得の進捗を自己確認でき、教員は学校全体・学年・学級・個人の視点から、学習状況を把握することが可能となっている。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア