COMPASSは、経済産業省の公募事業「未来の教室」実証事業(平成29年度補正学びと社会の連携促進事業)での採択を受け、東京都千代田区立麹町中学校の協力を得て「教科学習(授業)の効率化と応用とのサイクルの実証」を実施することを、7月24日に発表した。
今回の「未来の教室」実証事業への採択は、「就学前/初等/中等教育を対象とし、目指すべき未来の教室を実現するためのサービス/プログラムの実証を行うことを目的とした実証事業」に対するもので、「教科学習(授業)の効率化と応用とのサイクルの実証」では、
- アダプティブラーニングによる学習の効率的な習熟
- STEAM教育を通した基礎学習の実践的な活用
を教科学習の時間で行い、「習熟」と「実践」の学習サイクルがもたらす学習効果の実証を行う。
具体的には、数学の教科学習においてCOMPASSのAI型タブレット教材「Qubena(キュビナ)」を活用し、アダプティブラーニングを授業に導入した場合の学習の効率化および学習習熟度を検証する。また、一部の学年については教科学習での利用に加えて、家庭学習にも「Qubena」を用いる。
さらに、学習の効率化によって捻出された時間を活用し、教科学習時間内でドローン、VR、3Dプリンタといった最新テクノロジーを使ったSTEAM学習を実施する。STEAM学習では、三平方の定理を活用してLEDを付けた複数のドローンを飛ばし、ドローン間の距離を制御することで文字や図形を描くといった、基礎学習で学んだ概念や公式などを盛り込んだ実践的な学習を行う。
実証事業の実施期間は9月~2019年2月で、実施場所は東京都千代田区立麹町中学校。「Qubena」の導入は1~3年生、STEAM教育は1~2年生に対して実施される。
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